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質問力アップ!オープンクエスチョン・クローズドクエスチョンを使い分けるコツ

 2020.12.14
 

2020年に中田敦彦さんのyoutube大学で取り上げられたことで、再度大きな注目を集めている「質問力」。
 
質問力を鍛えるうえでぜひ意識したいのが、オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンの使い分けです。
 
そこで今回は、それぞれのメリットやデメリット、使い分けのコツについて、具体例を交えながらわかりやすく解説します!
  

 

 
 

オープンクエスチョン・クローズドクエスチョンとは?

  
そもそも「クローズドクエスチョン」とは、YES/NOで回答できたり、答えが限定される質問のこと。
 
これに対して「オープンクエスチョン」は、さまざまな回答があり得る質問を指します。
 

クローズドクエスチョンの具体例
 ・今の仕事は好きですか?
 ・今日は何時に起きましたか?
 ・いまの大統領は誰ですか?
 
オープンクエスチョンの具体例
 ・どんな仕事が好きですか?
 ・明日は何時に起きようと思っていますか?
 ・誰が大統領に相応しいと思いますか?

 
 続いて、それぞれの特徴と有効な場面を見ていきましょう。
 
 

 クローズドクエスチョンの特徴と有効な使い分け場面は?

  
クローズドクエスチョンは回答が限定されるという特徴があるため、相手が答えやすいというのが大きなメリット。
 
一方で、質問の仕方によっては誘導尋問や詰問のようになってしまうので注意が必要です。特に、上司から部下に質問するような場面では気をつけましょう。
 
 

◆クローズドクエスチョンが有効な場面
 ・最初に投げかける質問であるとき
 ・初対面の相手に質問するとき
 ・質問に端的に答えてほしいとき
 ・営業トークのクロージング
 …etc

  
クローズドクエスチョンが効果的なのは、最初に投げかける質問である場合や、初対面の相手と話す場合。
 
端的に答えられるので、まだ打ち解けていない状況での最初の質問として活用するのがいいでしょう。
 
 

 オープンクエスチョンの特徴と有効な使い分け場面は?

  
抽象度が高く、自由な回答が得られるのが特徴のオープンクエスチョン。相手の思いや考えを引き出せたり、深く考えさせて内省を促せるのがメリットです。
 
一方で、いきなり「なぜ?」と聞かれると困惑してしまうなど、状況によっては答えにくく、最初の質問には向かない、というデメリットがあります。
 

 ◆オープンクエスチョンが有効な場面
 ・相手の内省を促したいとき(コーチングなど)
 ・相手の考えを深掘りしたいとき
 ・相手の自由な意見を引き出したいとき
 …etc

 
オープンクエスチョンは、相手の思考を深掘りしたい場面や、自由な意見を引き出したい場面で使うのが効果的。
 
深く考えて内省を促せることから、相手の自主性を尊重するコーチングでの質問としても有効です。
 
 

 【まとめ】オープン/クローズドクエスチョンの使い分け

 

◆クローズドクエスチョンが有効な場面
 ・最初に投げかける質問であるとき
 ・初対面の相手に質問するとき
 ・質問に端的に答えてほしいとき
 ・営業トークのクロージング
 …etc
 
 ◆オープンクエスチョンが有効な場面
 ・相手の内省を促したいとき(コーチングなど)
 ・相手の考えを深掘りしたいとき
 ・相手の自由な意見を引き出したいとき
 …etc

 
限定的かつ端的な回答を得られるクローズドクエスチョンは、最初の質問やクロージングの質問向き。
 
一方、自由な回答を得られるオープンクエスチョンは、相手の考えを深堀りしたい、内省を促したいとき向きと覚えておきましょう。
 
 

 オープンクエスチョン・クローズドクエスチョンを使いこなすコツは?

 
 続いて、それぞれの質問を使いこなすためのコツを紹介します。
 
 

 コツ①クローズド→オープンの流れで質問する

 

 

 
使いこなすコツの1つめは、クローズド→オープンの流れで質問すること。
 
オープン/クローズドクエスチョンは、回答しやすさの違いから、クローズド→オープンの流れで質問するのが効果的だといわれています。
 
具体例を交えて見てみましょう。
 

◆答えやすい質問例
「スポーツは好きですか?」(クローズド)
「はい、好きです」
「どんなスポーツが好きですか?」(オープン)
「野球です」
「野球のどんなところが好きですか?」(オープン)
 
◆答えにくい質問例
「映画を観るとどんな気持ちになりますか?」(オープン)
「えっと……」
「どんな映画が好きですか?」(オープン)
「えっと……」
「映画は観ますか?」(クローズド)

 
相手が回答しやすくするには、このようにクローズドクエスチョン(端的に回答できる)→オープンクエスチョン(自由に回答できる)の流れで質問するのがおすすめ。
 
オープンクエスチョンにおいても、比較的答えが限定できる質問(例:どんなスポーツが好き?)を先に投げかけるのがポイントです。
 
 

コツ②誘導尋問・詰問をしない

 
質問全般の注意点ともいえる2つめのコツは、誘導尋問・詰問をしないこと。
 
特に上司から部下に投げかけるクローズドクエスチョンでは、図らずも誘導尋問・詰問になっているケースがよく見られます。
 

◆誘導尋問・詰問になっているクローズドクエスチョンの例
 ・「相手の立場に立って考えてる?(考えてないでしょ)」
 ・「ミスをしたのは誰だ?(お前だろう)」
 ・「納期って守らなくていいの?(なんで守れないの?)」

 
もちろん、ときには上司として指示・アドバイスをする必要がある場面もありますが、誘導尋問のような質問を続けていては、部下の自主性は育ちません。
 
自走できる社員を育成するためにも、誘導尋問は避けるように意識しましょう。
 
さらに詰問のような質問は、ときにパワハラにもなりかねません。
 
心当たりがある方は、改めて自分の質問スタイルを見直してみてください。
 
 

コツ③拡大質問で、新たな観点を提供する

 
上級編となる3つめのコツは、質問を通して新たな観点を提供すること。というのも、質問には新たな「気づき」を引き出せる力があるからです。
 
たとえば、会議でランチミーティングの効果について考えるとしましょう。
 
「ランチミーティングは効果的だと思いますか?」というクローズドクエスチョンに対し、5W1Hを使って拡大質問にしていくと、次のような質問が浮かんできます。
 

◆最初のクローズドクエスチョン
 
「ランチミーティングは効果的だと思いますか?」

◆新たな観点を生み出す拡大質問
 
「誰(Who)と行くのが効果的でしょうか?」
「いつ(When)行くのが効果的でしょうか?(昼に限らず朝や夜でもいいかも?)」
「どうしたら(How)いい効果が期待できそうですか?」

 
このように5W1Hを入れ替えるだけで、複数の観点が生まれてきますよね。
 
このように、新たな観点を見出したいときには5W1Hを当てはめたり、オープンクエスチョンに変えてみたり、過去・未来といった「時間軸」、顧客、他業界など「立場」を変えて質問を考えてみるのもおすすめです。
 
 

さらに質問力を磨きたい人におすすめな本は?

 
最後に、オープン/クローズドクエスチョンをふまえたうえで、さらに質問力を磨きたい人におすすめの書籍を紹介します。
 
 

①革新的な会社の質問力

 

 
質問コンサルタントとして活動する、質問の専門家による、行き詰まった現状に変革を起こし続ける「4つの質問力」をテーマにした1冊。
 
自分、部下、会議、顧客とシーン別に質問のポイントや、習慣化したい質問、大事な質問マインドなどが紹介されています。
 
事例が豊富なので実際に活用しやすく、自分を振り返りたいときにもおすすめです。
 
 

②質問力―話し上手はここがちがう

 

 
「中田敦彦のYouTube大学」で紹介され、話題沸騰となった斎藤孝氏の「質問力」。
 
「いい質問とは?」を座標軸を使ってわかりやすく解説しているほか、質問力の鍛え方やコミュニケーションの秘訣としての沿う技、ずらず技など一歩踏み込んだ内容が書かれているのが魅力です。
 
プライベートやビジネスシーンで相手の話を聞き、深い対話をしたいと考えている方はぜひ。
 
 

 ③問いのデザイン: 創造的対話のファシリテーション

 

 
課題解決のためにどのような「問い」を設定したらよいのか、そしてその問いを活用したワークショップ・ファシリテーションの極意を解説した1冊。
 
固定化した見方や関係を解きほぐし、新たな価値を生みだす「問い」について体系的に学べる本となっています。
 
 

質問力の基本となるオープン/クローズドクエスチョンを使いこなそう

 
オープン/クローズドクエスチョンなど、質問の仕方ひとつで回答も変わってくることから、質問は対人コミュニケーションにおいて積極的に活用したい武器のひとつ。
 
ぜひこれを参考に、質問力を身につける第一歩として、オープン/クローズドクエスチョンの使い分けを日々のコミュニケーションで実践してみてください。
 
なお弊社では、さまざまな「質問(問い)」を通して組織の成長を促すプログラム「クエスチョンサークル」のセッション体験会をおこなっています。
 
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