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ジョハリの窓とは?ビジネスで役立つ理由やワークでの活用法を解説!

 2020.09.24
 

心理学や人間関係の分野でよく用いられる「ジョハリの窓」をご存知ですか?
 
日常生活における自己分析はもちろん、ビジネスシーンでもチームの相互理解を深めるのに役立つフレームワークとして有名です。
 
今回は、そんな「ジョハリの窓」の意味から、ビジネスシーンで使える活用術、ワークまでをご紹介します。
 

 

 
 

ジョハリの窓とは?

  

 
「ジョハリの窓」とは、心理学者のジョセフ・ルフト とハリ・インガム が提唱した対人コミュニケーションにける考え方のこと。
 
4つの枠(窓)を通して、自分自身から見た自己と、他者から見た自己の情報を分析することで、自己理解や対人関係の見直しができるというメリットがあります。
 
ジョハリの窓には、それぞれ4つの窓があります。
 

①開かれた窓(開放の窓)
→自他ともに認めている自分
例)自分も周りも理解している性格など

②気づかない窓(盲点の窓)

→自分では気づいていない自分
例)自分では気づいていないが、周りは気づいている長所・短所など

③隠された窓(秘密の窓)
→自分だけが自覚している自分
例)誰にも見せていないプライベートな一面など

④閉ざされた窓(未知の窓)
→自分にも他人にも見えていない自分
例)新たに開発される可能性がある才能など

 
この4つの窓で自分自身を捉え直すことで、自分と他人の認識のズレを理解、整理することが可能になります。
 
 

ジョハリの窓を活かすコツは「自己開示」と「フィードバック」

 

 
ビジネスでジョハリの窓を活かすうえでポイントとなるのが、会社・部署といったチーム内の「相互理解」。それを支えるのが、「自己開示」と「フィードバック」です。
 
職場における相互理解を深めるうえで重要となる「自己開示」と「フィードバック」の役割と、ポイントを押さえておきましょう。
 
 

①自己開示

 
自分の考えや感情、個人的な情報を他者に伝える「自己開示」。
 
ジョハリの窓では、隠された窓(自分だけが自覚している自分)を、開かれた窓(自他ともに認めている自分)へ拡張することを意味します。
 
自己開示は本人の努力よりも、むしろ周囲の配慮が必要不可欠です。
「自己開示しろ!」と求められて、自己開示ができるものではありません。本人が自己開示したくなるような安心安全な場が作られるよう、相手の発言を否定せずに尊重するなど、心理的安全性を担保するように意識しましょう。
 
 

②フィードバック

 
「フィードバック」は、相手に客観的な事実を伝えること。
 
ジョハリの窓でいえば、気づかない窓(自分では気づいていない自分)を開かれた窓(自他ともに認めている自分)へ拡張してあげることです。
 
上司から部下へのフィードバックの場合、部下には見えていない他部署での変化や顧客の声など、客観的な事実を伝えるはずが、評価や指示・命令になっているケースもあるので気をつけましょう。
 
フィードバックの際は、「最近業績が下がっているから、新規顧客の獲得に力を入れるように」など主観的な評価や指示ではなく、「顧客(他部署?)から〜〜(具体例)という声があったよ」など、本人が気づいていない一面に気づかせてあげることが大切です。
 
 

ジョハリの窓がビジネスで役立つ理由とは?

 
ジョハリの窓のフレームワークは、日常生活における自己・他者理解だけでなく、ビジネスシーンでも役立ちます。
 
それが、相互理解を深めることによる「関係の質」の向上です。
 

 
関係の質の重要性は、上記の「成功の循環モデル」でも提唱されています。
 
例えば、上司と部下が互いを尊重して対話を重ねることで、関係の質が改善したとしましょう。
 
すると、部下の受け身思考が変わって当事者意識が芽生え(思考の質が変化)、積極的な提案をするようになり(行動の質が変化)、成果も上がる(結果の質が変化)というわけです。
 
一方、ビジネスでは短期的な成果を追い求めるあまり、「あれしろ!これしろ!」と行動の変化を求めてしまうことも少なくありません。つまり、「結果の質」を高めようとするあまり、それに直接起因する「行動の質」にアプローチしてしまうことが多くあります。
 
しかし、一見遠回りに見えても、メンバー相互の「関係の質」を高めることが、成果アップにも繋がるのです。
 
 

ジョハリの窓を活かしたワークとプログラム

 
最後に、ジョハリの窓の考え方を活かしたワークとプログラムをご紹介します。
 
 

ジョハリの窓を使ったワーク①:嘘つき自己紹介

 

 
「嘘つき自己紹介」とは、チームで自己紹介する際に1つだけウソを混ぜ、どれがウソだったかを他の人に当ててもらう、というワーク。
 
参加者には嘘を見破るための質問を投げかけてもらうことで、自己開示のきっかけとなり、気づかない窓(自分では気づいていない自分)や隠された窓(自分だけが自覚している自分)を知ることに繋がります。
 
 

ワークの進め方

 
①自己紹介のお題(趣味や仕事など)を4つほど用意する
②紙に1つ嘘を交えて回答を書く
③嘘を隠して自己紹介をする
④他メンバーの自己紹介に関する質問に回答する
⑤自己紹介する人を入れ替え、①〜④を繰り返す
 
 

ジョハリの窓を使ったワーク②:他己紹介

 
気づかない窓(自分では気づいていない自分)をフィードバックしてあげるという観点では、「他己紹介」も有効です。
 
本人がまだ自覚していない強みなどを、意識的に伝えるよう心がけてみましょう。
 
 

ワークの進め方

 
①チームで2人1組(A担当とB担当)を作る
②AはBに対して質問(インタビュー)し、情報収集する
③Aはインタビュー内容を整理し、自分から見た印象なども交えてBをメンバーに紹介する
④AとBを入れ替え、①〜③を繰り返す
 
 

ジョハリの窓を活用したプログラム

 

 
当社のプログラム「クエスチョンサークル」でも、ジョハリの窓のフレームワークが活かされています。
 
クエスチョンサークルのセッションでは、「問い」を立てることを通して、本質的な問題を発見していくのが特徴。
 
このプログラムでは、閉ざされた窓(自分にも他人にも見えていない自分)への問いかけによって、本人も自覚していなかった強みや可能性が発見されることも良くあります。
 
自己理解や組織開発に興味がある方は、こちらもぜひ活用してみてください。
 
 

ジョハリの窓を活用してチームを活性化しよう!

 
上司・部下間に限らず、チーム全体の相互理解を深めてくれる「ジョハリの窓」。
 
これを参考にぜひビジネスシーンでも取り入れて、チームの成果アップに活用してみては?