リモートワークなど働き方が大きく変化したことで、部下のマネジメントに悩んでいるビジネスパーソンは多いのではないでしょうか?
 
とはいえ、マネジメント層が求められるリーダーシップは、プレイヤーとしてのいち社員とは大きく異なるため、一度「リーダーシップ研修」を検討してみるのもおすすめです。
 
そこで今回は、リーダーシップ研修の内容やメリット・デメリットなどを解説!当社のプログラム「クエスチョンサークル」のリアルな声もご紹介します。

リーダーシップ研修の内容・特徴・目的とは?

リーダーシップ研修の内容・特徴

リーダーシップ研修は、対人関係スキルやチームマネジメント力、交渉力、目標管理力など、リーダーに求められる姿勢やスキルを習得できるのが特徴。
 
「リーダーシップ」といってもさまざまな種類に細分化されており、マネジメント層や管理職向けのものを中心に、なかには現場マネージャー向け、若手層向けの研修もあります。
 
種類としては、座学型だけでなく、野外・宿泊施設などで実施する体験型の研修も。研修費用はものによってさまざまですが、1人あたり、およそ15,000円〜50,000円/日が一般的です。

リーダーシップ研修の目的

リーダーシップ研修の目的は様々ですが、主に次のようなことが挙げられます。

・リーダーとしての役割について理解する
・「チーム」で成果を出すポイントを抑える
・部下とのコミュニケーションスキルを学ぶ
・マネジメント力を身につける

特にマネジメント層・管理職になると、自分1人でプレイヤーとして成果を上げるだけでなく、メンバーを育ててチームで成果を上げていくことが求められます。
 
そのためリーダーシップ研修では、リーダーとしての心構えはもちろん、メンバーの自主性を育てたり、チームを活性化したりするための具体的な手法を学ぶことを目的に受講する人も多いようです。

リーダーシップ研修で得られるもの(身につくもの)とは?

リーダーシップ研修では、主に次のようなポイントを習得することができます。

①リーダーに求められる役割の理解
②コミュニケーションスキル
③目標設定・目標管理力
④マネジメント力

それぞれ、順番に詳しく見ていきましょう。

①リーダーに求められる役割の理解

いちプレイヤーからマネージャーになるうえでは、まずリーダーとして求められる役割を理解しておくことが重要です。
 
たとえばリーダーになったことで、メンバーのモチベーションを保つようなマネジメントスキルや、目標管理力が新たに求められることもあるでしょう。
 
研修を通して、リーダーにどんな役割が求められるのかを理解することが、リーダーシップを発揮する第一歩です。

②コミュニケーションスキル

リーダーになると、これまで以上に「コミュニケーションスキル」が重要になってきます。
 
というのも、リーダーとして求められる成果を上げていくうえで、メンバーのモチベーションを保ったり、メンバーの思わぬミスを防いだりすることは必須。
 
先輩・後輩・同僚それぞれと信頼関係を築き、円滑なコミュニケーションをとっていくためのポイントを学びます。

③目標設定・目標管理力

リーダーは、チームメンバーを育てるだけでなく、チームとして求められる成果を上げることがシビアに求められます。そこで大切になるのが、「目標設定・目標管理力」です。
 
自分だけでなくチーム全体を見ながら適切な目標を設定し、進捗管理やタスク調整をして、成果を出していくのに必要なスキルを習得できます。

④マネジメント力

部下を指導することも多いリーダーに、マネジメント力は必要不可欠。
 
リーダーシップを発揮するうえでは、ただやみくもにメンバーを叱咤激励するのではなく、それぞれのメンバーやチーム全体が抱える課題と向き合い、問題解決をしていくようなマネジメントが求められます。
 
部下との接し方や対話のポイントなど、マネジメント力を上げるための要素を学びます。

リーダーシップ研修のメリット・デメリット

リーダーシップ研修は、「社内研修」と「社外研修」の2つに分けられます。それぞれのメリット・デメリットをおさえておきましょう。

社内研修のメリット・デメリット

社内研修はコストがかからず、手軽に実施できるのがメリットです。中〜大規模な会社であれば、これまでやりとりのなかった社員との合同ワークやディスカッションなどを通して、新たな刺激を受けることも。
 
一方で、会社によっては講師となる社員の質にばらつきがあったり、受講生が講師の普段の仕事ぶりを知っているが故に「あなたからリーダーシップについてとやかく言われたくない」と思われてしまうといったデメリットも。
 
社内に新たな風を吹き込みたい、社外講師という“その道のプロ”に説得力のある講義をしてもらいたいといったときには、リーダーシップ研修は社内でおこなわず、社外研修を選ぶと良いでしょう。

社外研修のメリット・デメリット

社外研修のメリットは、社内にはなかった考え方や新たなスキルと出会えること。別企業の人との合同研修であれば、そこで出会った人から刺激をもらえることもあるでしょう。
 
一方で、それぞれのニーズに合った研修を選ぶ必要があることには注意が必要。今後の展望や、身につけたいリーダーシップに合わない研修を選んでしまうと、非効率的です。
 
また、社外研修で身につけても、企業によってはそれを部署に持ち帰っても活かせないというデメリットも。社外研修を利用する際には、企業や部署が新たなスキルや価値観を受け入れる基盤を持っていることが重要です。

オンラインでのリーダーシップ研修は可能?

ビジネス界でもオンライン化が進む昨今、オンラインで受講できるリーダーシップ研修も増えてきています。
 
オンライン研修であれば、リモートワークを推進している企業の社員でも気軽に参加できるのが嬉しいポイント。外回りの多い営業マンなど、研修参加の日程調整がしにくい人でも利用しやすくなっています。

近年注目の「支援型リーダーシップ(サーバントリーダーシップ)」を育てる研修も!

近年、じわじわと認知度が上がってきている「支援型リーダーシップ(サーバントリーダーシップ)」。これは、部下に指示・命令を出すよりも、相手の自主性を尊重するリーダーシップを指します。
 
昨今では「支援型リーダーシップ」に特化したリーダーシップ研修も登場していて、「支援型リーダー」として必要なマインドやスキルを身につけたい方におすすめです。

支援型リーダーシップ開発ができる「組織開発プログラム」

当社が提供している組織開発プログラム「クエスチョンサークル」でも、支援型リーダーシップの開発が期待できます。
 
「クエスチョンサークル」とは、チームで繰り返し問いを立て、問題を様々な角度から捉えることで、本質的な問題を発見していくプログラム。
 
プログラムのセッションは、アドバイスや指示ではなく、多面的な問い(=質問)をもとに進めていくので、メンバーの気づきや意欲を自然と引き出す姿勢が身についていきます。

【オンライン対応】リーダーシップ研修(組織開発プログラム)受講者の事例・感想

ここまでリーダーシップ研修について紹介してきましたが、「受講する価値はある?」「実際にどんなメリットを感じられるの?」といった疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
 
ここでは、オンラインでも実施している、当社の組織開発プログラム(リーダーシップ研修)受講者のアンケート結果をもとに、リアルな感想をご紹介します!

「部下の自主性を引き出し、納得するキャリアプランを作れた」

部下が受け身なタイプで、結構こちらが引っ張ること多かったのですが、クエスチョンサークルを始めてから質問すること多くなりました。結果、部下のキャリアプランについて、お互いに納得できるものを作ることができました。

「コーチングの基本が身につく」

コーチングの基本となる質問を身につけることができ、過去→現在→未来でのその人のなりたい像を浮き彫りにできると感じました。

「支援型リーダーシップを業務で実践できた」

支援型リーダーシップについての知識を知り、業務で実践できてとてもよかったです。また、質問に回答する性質上、自己理解についても考える時間ができ、有効だと思いました。

このように、コーチングの基礎が身についた、部下の自主性を引き出すなど、支援型リーダーシップを業務で実践できるようになったといった感想以外にも、「質問力を鍛えることができた」という声も見受けられました。
 
なお、組織開発プログラム「クエスチョンサークル」による支援型リーダーシップ開発の事例の詳細は、下記をご覧ください。

導入事例:ALH株式会社様

リーダーシップ研修を上手に活用しよう!

リーダーシップ研修は、座学型/体験型といった種類をはじめ、自身やメンバーのキャリアや身につけたいスキルといったニーズに合わせて選ぶのが大切です。
 
なかでも今回ご紹介した「クエスチョンサークル」は、社員が職場で抱えている現実の問題を扱うのが特徴。そのため、「研修内容が業務に全く役立たない……」なんて心配もありません。
 
「支援型リーダーシップを身につけたい」「メンバー全体で組織力を上げていきたい」という方は、ぜひクエスチョンサークルを検討してみてはいかがでしょうか?