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アクションラーニングの意味・進め方とは?成功企業の導入事例も紹介!

 2020.08.13
 

ビジネスを中心に、人と関わる様々な場面で必要とされる「質問力」。
「質問する力」や「問いを立てる力」は、若手からマネージャー、さらには経営者まで、多くのビジネスパーソンに役立つスキルです。
今回は「質問力」を身につけるメリットと、自分で鍛える方法をご紹介します!
 

 
 

アクションラーニングの意味とは?

 
そもそもアクションラーニングは、広義と狭義で2つの意味を持っています。
 
 

①プログラムとしての「アクションラーニング」

 
まず広義では、チームで特定の問題に対する解決策を考え、実際の行動に落とし込んでいくという「アクション」と「ラーニング」を繰り返す問題解決プロセスを意味します。
行動と学習の促進による問題解決はもちろん、チームビルディングや自己理解などにも役立つことから、近年日本でも注目を集めています。
 
 

①セッションとしての「アクションラーニング」

 
一方で狭義では、アクションラーニング協会が普及している「アクションラーニングセッション」のことを指す場合もあります。このセッションは、その特徴から「質問会議」とも呼ばれています。

質問会議の特徴は、チーム内で「質問」と「回答」、また「振り返り」を繰り返すこと。意見やアドバイスは言わず、質問縛りによって問題を再定義し、解決策に落とし込んでいきます。

※本記事では、主にセッションとしてのアクションラーニングについて解説します

 
 

アクションラーニングの進め方

 
アクションラーニングセッション(マーコードモデル)の基本的な進め方は、次の通りです。

①チーム作成
4~8名ほどのグループを作り、セッションのテーマを提供する「問題提示者」(1名)と質問を投げかける「メンバー」(複数名)に分かれます。

②問題の設定
問題提示者が、当事者として解決したい「現実の問題」を設定します。

③質問中心のコミュニケーションと振り返り
メンバーがテンポよく質問を投げかけ、問題提示者が答えるという「質問」を繰り返していきます。都度、その振り返り(リフレクション)もおこないます。

④行動計画への落とし込み
問題が解決された状態を想像し、ゴールイメージを設定し、行動計画に落とし込みます。
現状のリソースなどもふまえ、単なる目標ではなく「行動ベースの計画」を立てることがポイントです。

⑤セッション後の実践行動と振り返り
セッションだけでは終わらず、終了後には実践行動を起こします。さらに実践について振り返りをすることで、気づきや学びを深めていきます。

 
 

アクションラーニングの3つのメリットとは?

 
 アクションラーニングには、大きく3つのメリットがあります。

・現実の問題を解決できる
・個人の能力開発ができる
・チームビルディングができる

アクションラーニングのセッション(質問会議)に参加することで得られるメリットを順番に見ていきましょう。
 
 

メリット①現実の問題を解決できる

 
 アクションラーニングのメリット1つ目は、現実の問題解決のヒントを得られること。

質問を繰り返すなかで、問題を再定義して根本的な課題に気付けたり、それに対処するための行動計画にまで落とし込んだりすることが可能です。

さらに、経験→振り返り→概念化→実践という「経験学習サイクル」を通して、学習を一過性で終わらせず、行動の継続性を担保できるのも良い点です。
 
 

メリット②自己理解と個人の能力開発の促進

 
2つ目のメリットは、個人の能力開発です。

アクションラーニングでは、様々な問いに向き合い、自問自答を繰り返すうち、自己理解を深めることができます。

その結果、自身の感情や価値観にフォーカスしてありたい姿が明確になり、その後の行動を通して能力開発にも繋がっていきます。
 
 

メリット③チームビルディングができる

 
3つ目のメリットは、チームビルディング。

アクションラーニングを通して、部署や職種など立場の異なるメンバー間で、お互いの問題意識を共有することが可能となります。

個人の問題をチームの問題とすることで、チーム内でフォローや協力を得やすくなります。
 
 

その他、こんなメリットも!

 
その他、質問を通して相手の思考を深めたり、自発的なアクションを引き出せるのも、アクションラーニングの特徴。

普段の業務でやりがちな指示やアドバイスではなく「多面的な問いかけ」をすることで、部下たちの気づき・意欲を引き出しやすくなります。

このようにアクションラーニングは、単純な問題解決だけでなく、支援型リーダシップの開発など幅広く役立つ手法なのです。
 
 

【事例紹介】アクションラーニングが引き起こした変化とは?

 
ここからは、弊社が提供しているアクションラーニングセッションを取り入れたプログラム「クエスチョンサークル」の導入事例をご紹介します!
 
 

事例①拡大期の100人の壁を突破した、ITベンチャー

 
企業が創業期から拡大期に至るフェーズで直面するのが、いわゆる「100人の壁」。

まさに「100人の壁」に直面していたITベンチャーは、クエスチョンサークルの導入によってその壁を突破できたといいます。

その大きな理由は、上司・部下の関係性に変化が起きたこと。創業期にありがちな、社長や上司からの指示や命令で部下を動かす「統率型」から自発的に動く部下を後押しする「支援型」へと変化したのです。

経営チーム、管理職、部署横断と順にプログラムを取り入れていった結果、部下の自発性を信頼して仕事を任せられるようになり、成果アップにもつながりました。
 
 

事例②メンバーの自発性を引き出した、老舗中小メーカー

 
いまいち積極性に欠ける部下の自発性を引き出すことに成功した、という事例もあります。その例が、社員数50人前後のとある老舗中小メーカー。

クエスチョンサークルを通して、メンバーの意識に変化が起こったといいます。

アクションラーニングセッションでは、質問と回答を繰り返し、問題を自分事に再定義していくのが特徴。問いを投げかけ、思考を深めるなかで、メンバーそれぞれが、仕事や会社に対して当事者意識を持てるようになりました。
 
 

事例③新規事業での部署連携を実現した、大手製造メーカー

 
ある大手製造メーカーでは、「新製品開発における課題」という切り口で、新規事業立ち上げから事業拡大に向けてクエスチョンサークルを導入。

新規事業への意識を深めるとともに、それぞれが抱える問題意識を共有し、部署間での連携を実現しました。
 
 

アクションラーニングを学べる本ならコレ!

 

① 実践アクションラーニング入門/マイケル・J・マーコード (著)

 
アクションラーニングのなかでも、著者であるマーコードが提唱する「マーコードモデル(質問会議)」の構成要素や進め方、運用ルールといった基本をまとめた1冊。

業務上の経験や実践、内省を通して、自身と組織を変えるリーダー育成を目指す手法をわかりやすく解説しています。

アクションラーニング形式のプロジェクトやプログラムに興味のある方はもちろん、ビジネスコーチングについて学びたい人にもおすすめです。
 
 

②ザ・ファシリテーター/森 時彦 (著)

 
アクションラーニングでも必要不可欠な「ファシリテーター」に興味がある人なら、ぜひ読んでおきたい本。

プロジェクトにおけるチーム形成、組織づくりの参考に最適です。

サクサク読み進められるストーリー形式で、ファシリテートやチームビルディングについて学べます。
 
 

ビジネスシーンにアクションラーニングを取り入れよう!

 
 ただ学ぶだけでなく、自身の気づきによる実践を通して「経験学習」の循環プロセスを体験できる「アクションラーニング」。

ビジネスでの問題解決の糸口を見つけたいときには、ぜひアクションラーニングの手法を導入してみてはいかがでしょうか?

なお弊社では、アクションラーニングセッションを取り入れたプログラム「クエスチョンサークル」のセッション体験会、組織開発相談会をおこなっています。

興味がある方は、ぜひこちらからお問い合わせください